このページでは Gikot のアプリケーション (Gikot クライアント) の 簡単な使い方を説明します。
注意: gclock、gbiff などのアプリケーションを起動するさいには かならずそれに先だって worldserver (Gikot サーバ) を起動させておく必要があります。
- Gikot 仮想世界サーバ
worldserver [オプション]
--ior=IORファイル名 または -
--display=Xディスプレイ
--foreground=描画色
(デフォルト:白)
--background=背景色
(デフォルト:黒)
--shadowcolor=影の色
(デフォルト:黒)
--fontset=フォントセット
(デフォルト: -mona-gothic-bold-r-normal-*-16-*
)
--shadowmode=影のモード
(0:影なし, 1:右下(デフォルト), 2:縁どり)
--shadowdistance=影の距離
(デフォルト: 2)
--windowmode=ウインドウモード
(0:標準, 1:Transient, 2:OverrideRedirect(デフォルト))
--[no]transparent
(透過モードかどうかを指定、デフォルトは透過)
/tmp/gikot-ior
) をつくり、
サブプロセスとして xgikot を指定します。
xgikot は描画および X のイベント管理をおこないます。
エージェントに使われる色や影はサーバ起動時に 指定できます。これらのオプションは xgikot にそのまま 渡されます。worldserver は xgikot とパイプで通信します。 X のセッションが閉じられて xgikot が終了すると、 worldserver も終了します。
(注意:
orbit-python-0.3.1-sigchild.patch
パッチを
当てない場合、ログアウト後 (Xのセッションが切れた後) も
worldserver が終了せずに残ります。
この場合はセッションごとに手動で kill する必要があります)
- biff機能つきギコ猫時計
gclock [-i 更新秒数]
gclock [-i 更新秒数] -t mbox -f スプールファイル
gclock [-i 更新秒数] -t maildir -d Maildirディレクトリ
gclock [-i 更新秒数] -t pop3 [-h ホスト名] [-u ユーザ名] -p パスワードファイル
gclock [-i 更新秒数] -t imap4 [-h ホスト名] [-u ユーザ名] -p パスワードファイル
pop3 あるいは imap4 を使う場合は
パスワード文字列だけを格納したファイルをつくり
(パーミッションを 0600 にするのを忘れずに)、そこへのパス名を
-p
オプションで指定してください。
- メール着信をアニメーションで知らせる
gbiff [-i 更新秒数] -t mbox -f スプールファイル
gbiff [-i 更新秒数] -t maildir -d Maildirディレクトリ
gbiff [-i 更新秒数] -t pop3 [-h ホスト名] [-u ユーザ名] -p パスワードファイル
gbiff [-i 更新秒数] -t imap4 [-h ホスト名] [-u ユーザ名] -p パスワードファイル
pop3 あるいは imap4 を使う場合は
パスワード文字列だけを格納したファイルをつくり
(パーミッションを 0600 にするのを忘れずに)、そこへのパス名を
-p
オプションで指定してください。
いまのところ、サポートされているアニメーションは 7種類 (イマノウチ、ワケ・ワカ・ラン♪、マチクタビレタ、 キタ━━(゚∀゚)━━!!、もう来ねえよ、ズサギコ、先生!) です。 これらはランダムに再生されます。 再生するアニメーションを制限したい場合は gbiff スクリプトを直接編集して、使用するアニメーションの部分を 適当にコメントアウトしてください (詳しくはソース参照)。
- イマノウチが踊る
imanouchid [-i 秒数]
- (=゚ω゚)ノ ぃょぅ がマウスポインタを追いかける
iyoud [-i 秒数]
- Gikot エージェント操作ユーティリティ
gmt [list]
gmt d[elete] エージェント1 エージェント2 ...
gmt s[how] エージェント1 エージェント2 ...
gmt h[ide] エージェント1 エージェント2 ...
gmt q[uery] エージェント1 エージェント2 ...
gmt m[ove] エージェント 位置指定
各コマンドの機能は次のとおりです。
--geometry
オプションと同じです。
「一般的なオプション」の項を参照してください。
アニメーションライブラリは Gikot システムの
lib/anim/
ディレクトリ内にあります。
これらは Python プログラムからモジュールとして呼び出すこともでき、
コマンドラインから直接実行してアニメーションさせることもできます。
いくつかのアニメーションはコマンドライン引数によってセリフを
変更することが可能です。
imanouchi.py
kita.py [セリフ]
machikutabireta.py [セリフ]
punpun.py [文字1 文字2 文字3 文字4 文字5 文字6]
sensei.py [セリフ]
wakewakaran.py [セリフ1 セリフ2 セリフ3]
zusagiko.py [ゲットするもの [砂はらい]]
ほとんどの Gikot クライアントは、以下のオプションを認識します:
--ior=IORファイル名
または
--ior=-
または
--ior=IOR:文字列
/tmp/gikot-ior
です。
--geometry=エージェント位置
または
--geom=エージェント位置
-100+100
は
「画面右から 100ピクセル、画面上から 100ピクセル」の位置になります。
座標に 0 以上 1 以下の少数を指定すると、これは画面の大きさに
対する相対的な指定になり、たとえば +0.5+0.5 ならば
画面中央を意味します。
ここで指定した位置に従うかどうかは、 アプリケーションの実装に依存します。